こんにちは。しんせつなペイトです。
最近、主線をつけペンで描くことにハマっています。
つけペン楽しいよ~~
元々主線はシャーペンで描くことが多いのですが、展示会用の大きい絵となると主線もはっきりしていた方が見栄えがいいような気がして。
あとは、明るくてはっきりした色を使うことが多いので、線が色に負けないようにという思惑もあります。
で、今回はつけペンそのものではなく、つけペンに使っている絵の具の話になります。
その名も、リキテックスリキッド!枯葉さんの記事で存在を知りました。
今まで、主線をペンで線入れするときはコピックマルチライナーを使うことが多く…というのも、ちょうどよい耐水性のインクが無いというのが理由でした。
探せば色々あると思うのですが…めんどくさいという思いが勝っていました汗
リキテックスリキッドはアクリル絵の具なので乾くと耐水性になる!しかも色のラインナップも豊富!ということを知り、「久しぶりにつけペンでペン入れしたい…!」という思いがムクムクと湧き上がりました笑
思い立ったが吉日と、いくつか主線に使えそうな色を購入してみたのでご紹介したいと思います!
リキテックスリキッドについて
リキテックスリキッドは液体状のアクリル絵の具です。インクのようにとろっとしているので、つけペンにも使えます。
また、アクリル絵の具なので乾くと耐水性になり、水彩で上から着色しても滲むことはありません。
試しにコピックでも使ってみましたが、滲まなかったです!
バニーコルアートさんのXでもリキテックスリキッドがご紹介されてましたので、詳しく知りたい方は↓こちらも御覧ください^^
#バニーの瓦版 #推し画材 リキテックスリキッド特集🎨✨
— 日々アート* バニーコルアート (@bonny_colart) November 2, 2023
ぜひご覧ください☺#画材#リキテックス#リキテックスリキッド pic.twitter.com/808pECP5iz
使っているペン
色見本の説明に入る前に、ペイトが使っているペンについてご紹介させてください!
つけペン(丸ペンとGペン)
まずはつけペン。Gペンと丸ペンを持っていますが、主に使っているのは丸ペンです。
つけペンのいいところは色々ありますが、中でも特に推したいのは線の入りと抜きがきれいにできるところ!
瞳を描くときにそれを感じることが多く、シュッと先端まできれいなまつげを描くことができます。
まつげに命をかけている絵師さんはぜひつけペンを使ってみてほしい…!
あとは、インクさえ変えれば様々な色を使えるので、より塗りに適した線画を描くことができます。
デジ絵で言うところの色トレスですね!
とまぁそんなわけで、日光の丸ペンでペン入れしている作業のタイムラプスを貼っておきます。
日光の丸ペンでペン入れタイムラプス pic.twitter.com/cMsEhGXtt5
— しんせつなペイト🎨 (@sinsetunapeito) September 14, 2023
ただ…つけペンって慣れるまでが結構大変で…ペイトが最初につけペンを使ったのは小学生の時なのですが、かなり苦労した覚えがあります…
その辺のお話はまた別の機会にまとめようかなと思いますが、最初慣れなくても諦めずに使ってほしいです…;
ギターてづくりペン 無色彩色
もう一つ、リキテックスリキッドを使う上で一緒のタイミングで購入したのがこちらの「ギターてづくりペン 無色彩色」です。
万年筆用のインクを使ってオリジナルのカラーペンづくりができるというもので、枯葉さんがご紹介されていたので購入してみました^^
線幅が0.3mmと、この手の商品の中では一番細いタイプになります。
ただし、イラストに使うには少し太く感じます…!
つけペンはインクを付けたり拭いたりする作業が結構めんどくさいので、こちらのペンも併用しながらペン入れをしていきたいなと。
あと、色見本紹介でも少しお話しますが、スポンジ部分に一部顔料が留まってしまうのか、色が薄付きになってしまうものもありました。
リキテックスリキッドを入れたてづくりペン無色彩色でペン入れラプス pic.twitter.com/F8JapLZdmR
— しんせつなペイト🎨 (@sinsetunapeito) September 24, 2023
リキテックスリキッド 色見本
そんなわけでリキテックスリキッドの色見本です!キャラクターの線画は無色彩色で描いています。
55色もあるのでどれを買おうか迷ったのですが、Twitterでおすすめしてもらったミューテッドカラーと、線画によく使うセピア、青系からフタロシアニンブルーレッドシェードをチョイスしてみました。
他にもおすすめのカラーがあればぜひ教えてください♪
ちなみにMutedは日本語だと「押さえられた」「弱まった」などの意味になります。名前の通り、落ち着いた色のラインナップとなっています。
一つずつ色のご紹介をしていきますね。
ミューテッドグレー(PB15:3, PV23, PY42)
ミューテッドカラーの中で一番使っている色です!!!!
激推しの色!
グレーという名前ですが結構紫寄りで、ダニエル・スミスのムーングロウっぽい色です。色々な色と相性がいいので、髪の毛や洋服などを描くときはこの色でペン入れしています。
ちなみに、色見本は真ん中の部分に線を引いてますが、左3列が丸ペン、右3列が無色彩色ペンを使って描いたものになります。
ミューテッドグレーは、ペンの中のスポンジに顔料が吸われてしまうのか、無色彩色ペンだと少し色が弱まりました。はっきりとした色でペン入れしたいときは、つけペンを使ったほうが良さそうです。
ミューテッドバイオレット(PBk7, PR122)
ダークトーンの赤紫色です。買ったはいいものの、まだあまり使えていません…;
ミューテッドターコイズ(PB15:3, PBk7, PG7, PV23)
ミューテッドターコイズとミューテッドグリーンは同じ暗緑色ですが、ミューテッドターコイズの方が明るいのでそこはお好みで。
冒頭のイラストもこちらのミューテッドターコイズを使っています。
ミューテッドグリーン(PG36, PV23)
植物の葉などを描くときはこちらのミューテッドグリーンのほうが馴染みやすいかもしれません。
ミューテッドピンク(PR122, PV23, PY42)
ミューテッドピンクめっちゃかわいいです!マルチライナーにもピンク色がありますが、あちらは結構発色が強めのピンク色なので、落ち着いた色のピンクが良い方はこちらがおすすめ。
ちなみにミューテッドピンクも無色彩色だと少し色が薄くなりました。
セピア(PBk7, PR101, PR179)
この色もすごくよく使っています!線画の色に迷ったときは、セピアかミューテッドグレーを選んでおけば大体外さないです笑
リキテックスリキッドには、他の茶色系の色としてトランスペアレント ロー アンバーやトランスペアレント バーント アンバーもあるので、そちらも線画に良さそうです。
フタロシアニンブルー レッドシェード(PB15:3, PV23)
ペイトは青い絵を描くことが多いので、青い絵用に選んだフタロシアニンブルー レッドシェード(長い)。
元々グリーンシェードの方があったみたいですが、レッドシェードの方は新色として追加された色になります。
無色彩色に入れて使うと、顔料のPB15:3がペンの中にとどまるのか、PV23の紫色が強めに出ます。
リキテックスリキッドを使って描いた線画、色々
実際に、リキテックスリキッドを使って描いた線画を集めてみました。
こちらは丸ペンとフタロシアニンブルー レッドシェードのみで描きました。金魚とか水泡はシャーペンですね。
上まつげと下まつげが綺麗に線を引けてテンションが上がった覚えがありますw
こちらのイラストは、人物の輪郭線をセピア、髪の毛をミューテッドグレー、洋服や小物類にフタロシアニンブルーRSとミューテッドターコイズを使っています。
こうやって見返してみて思いますが、顔の周りの髪の線はセピアかもしくはもっとオレンジ系の明るい色にすれば良かったですね。その方が顔全体が明るく見えるので。
こちらはセピアを使っていますが、ペンは丸ペンと無色彩色どちらも使用しています。
無色彩色は洋服のところに使っているのですが、線の幅が一定なのがわかるでしょうか?(フリルの部分などが特に)
ペイトはメリハリのついた線が好きなので、もう少し強弱つければよかったかな~と思っています。
まとめ:水彩ユーザーにもかなりおすすめ!
以上、リキテックスリキッド+ペンのご紹介でした~!
今回はペン入れに特化した内容でお伝えしましたが、色塗りでもかなりのポテンシャルを秘めてると感じました…!
乾いてしまえば色が動くことが無いので、絶対に動かしたくない下塗りに使うとか、そもそも透明色で明るい色が多いので、コミック系のイラストには相性がいいと思うんですよね…!
なんと蛍光カラーもあります!
アクリル絵の具ではありますが、透明水彩と同じような感覚で使えるので、水彩ユーザーにはめちゃくちゃオススメ。
一本770円くらいで少しお値段は掛かりますが、30mlも入っているのでよほど大きな作品を描かない限りは当分の間使えそうです。
ちなみに、ミューテッドグレーは一回瓶を倒してしまって、量が半分に減ってしまいました…
他のカラーも買ってみて、色々描いてみたいです!みなさんもぜひお試しあれ~♪