こんにちは。しんせつなペイト(@sinsetunapeito)です。
今回のテーマは『水彩イラストの主線に使う画材について』です!
なぜなら、ペイトは最初の頃、主線の画材選びで失敗しまくっていたからです…
真っ黒過ぎてイラストから浮いてしまったり、逆に薄すぎてイマイチ締りのない絵になったり…む、難しい…!
ペンや鉛筆など色々試してみた結果、今はシャーペンで主線を描くことに落ち着いています。
この経験を活かし(??)、今回は記事を書いていこうと思いますので、皆さんの主線選びのお役に立てれば幸いです^^
イラストのテイストは、ハッキリ or ふんわり?
水彩でイラストを描く場合、絵の雰囲気に合わせて主線に使う画材を変えると、全体的にまとまりのある絵になります。
絵の雰囲気については、大雑把に分けてハッキリ 系 or ふんわり系…の2つがあるとペイトは考えてます。
ハッキリくっきり、コントラストの高い鮮やかなイラストの場合はペン系。
ふんわりほんわか、優しく淡いタッチのイラストの場合は鉛筆系。
どちらのタッチも表現出来るのは絵筆。
…という様な形で、画材によって表現できる線が違います。1つずつ、イラストと併せてご紹介していきますね。
ふんわりしたタッチのイラストには鉛筆系の画材を
ふんわりほんわか、優しいタッチのイラストの場合は、主線がハッキリしていると線だけが浮いてしまいます…!
イラストが線に負けちゃうんだね
そのため、イラストに馴染むような淡い色合いのもの…シャーペンや色鉛筆などの鉛筆系の画材を使うと良いです。
使いやすさNo.1! シャープペンシル
シャーペンは王道ですね!芯の太さのバリエーションも豊富ですし、失敗しても消せるのが最大のメリット。
カラー芯もよく使われていますが、ひとまずオレンジと青系の色があると使いやすいかなと思います。
オレンジは肌に、青・水色は服などに使えます
オレンジは主線にも使いますが、肌の赤みを足したい時に水彩絵の具の上から塗ったりもします。
こちらのイラストは、0.2mmの黒シャーペンと0.5mmのオレンジ色のカラー芯で描きました。
私が使ってるのは、Orenz(オレンズ)の0.2mmです。本当は芯を出さずに使うのですが、それだと使いづらいので少し出して描いてます。
また、カラーのシャー芯は芯を入れ替えるのが面倒なので、最初からこういうセットになったものを買っておくと便利です。
ホンワカの最高峰、色鉛筆
色鉛筆は、ほんわか系の可愛いイラストに本当に合いますね…!淡い色で塗る人は、塗りを邪魔しない色鉛筆がオススメです。
鉛筆を削るのが地味に面倒なので、電動の鉛筆削りを持っておくと腕が疲れなくて済みます…笑
主線とは違いますが、下書きに水彩色鉛筆を使うという方法もあります。
上から別の画材(黒のシャーペンや鉛筆など)でなぞり、その後水彩で塗ると、いい感じに溶けてテクスチャっぽくなります。
色鉛筆のレビュー記事はいくつかありますので、合わせてご覧ください^^
塗りがハッキリしたイラストにはペン系の画材
くっきりはっきり、鮮やかな色で着色する場合は塗りに負けないように、主線もハッキリした方が映えます!
画材としては、コピックマルチライナーやつけペンなどがあります。
王道の?マルチライナー
元はコピックのための商品ですが、水彩でも大活躍です!
一般的なポールペンと違い、水に濡れても滲むことはありません。
心強いニャ…
カラーバリエーションが豊富なのですが、オススメは色々ないろに合わせやすい茶系の色(セピア・ブラウン)です。
また、ブラックよりはグレー系(ウォームグレーかクールグレー)の方が水彩には馴染みます。
太さも0.03から0.8まで6種類ありますが、ペイトは0.03と0.1をよく使います。
小さい絵を描くことが多いので、細い方が描きやすいです
こちらはコピックマルチライナーのセピアとウォームグレーを使って描きました。
バラで買うより、セットの方がお得ニャ!
コピックマルチライナーの全色レビューはこちらからどうぞ。
タッチが自在!つけペン
マルチライナーよりも細い線を引きたい時は断然つけペンをおすすめします。特に丸ペンは驚くほど細い線が引けます。
つけペンは、力加減によって線の強弱を付けることが出来るので、より独特のタッチを生み出すことができます。
ただ、ペン先が水彩紙に引っかかりやすいんだな…
つけペンを使う場合は、耐水性のカラーインクか水彩絵の具を溶かしたものを使います。
こちらのイラストはつけペンを使って描きました。You Tubeにメイキング動画もあります。
こちらは色んなペン先がセットになった商品。まだつけペンを持っていない方にオススメです。
なぜなら、つけペンはペン先によって全然描き心地が違うからです…!それがつけペンの良さでもあるので、色々な種類をぜひ試してみてください^^
ペイトは昔、かぶらペンが好きだったのですが、今はGペン派になってます
万能選手?!中立の絵筆
シャーペンで薄く線画を書いておき、仕上げの段階で細い筆を使って主線をなぞるという手法。筆さえ用意すればいいので、すごく楽です!
線の濃さや太さでタッチを変えられるので、ほんわかにもはっきりにもどちらのテイストにも使える万能選手です…!
ちなみにペイトが主線用に使ってるのはキャムロンプロ プラタ アルテージュの10/0。細い線がすっと引けてオススメです。
この絵は主線を絵筆でなぞりました。
まとめ
ひとえに主線と言っても、画材によってテイストが違うので、とても奥が深いです!
普段使っているものとは違う画材を選ぶことで、もしかしたら新しい扉が開けるかもしれませんね。
色々冒険してみてもいいかもですね!