こんにちは。しんせつなペイト(@sinsetunapeito)です。
今日は昔話から入ります。
時は遡ることウン十年前、ペイトが学生の頃ってホントアナログ大全盛期(というか、着色ツールがアナログしかない)で、投稿雑誌にはコピックやカラーインク、水彩で描かれた作品が殆どだったんですよ。
パソコンが無いわけではなかったので、たまにデジタルで着彩している人もいましたが、それもごく少数派…今ではちょっと信じられない環境でした。
時は流れて令和になり、デジタル全盛期の昨今…
もはや、アナログイラストこそ敷居が高くなっていやしないかと気を揉むおばさんがここに…!
そう、ペイトです( ✌️ˆPˆ✌️)
そんなわけで、いやいや、結構簡単だよ?!?!やってみよ!!?ということを伝えるために、↓のようなまとめを作ってみました。
アナログ絵のハードルを低くしたい…!
— しんせつなペイト🎨ブログ移行作業中 (@sinsetunapeito) January 27, 2022
というわけで、 #透明水彩 で簡単にそれっぽい塗り方をする方法をまとめてみました。
使っているイラストは、塗りだけなら多分1時間もかかってないです。(乾燥と下書きの時間除く)
アナログ楽しいのでみんなやろうぜ! pic.twitter.com/sqjot3sEul
画像には載せられなかったポイントがいくつかあるので、ブログにもまとめとこうと思います。
ちなみにここでいう「それっぽい」というのは、透明水彩らしい透明感のある塗り方という感じのニュアンスです。それを手軽にやっちゃおうと。
あくまでも、ペイト個人のやり方なのでどうぞご参考まで…。
水彩で使う画材・道具について
水彩で使う道具については、別の記事にまとめているので、気になる方はそちらをご覧くださいmm
プチメイキング
ツイッターにUPした画像です^^ こちらを元に、更に詳細を記載していこうと思います。
下絵
下絵を描きます。透明水彩で着色する場合、必ず水彩紙を使ってください…!
オレンジ色のシャーペンでアタリを取り、Orenzの0.3mmのシャーペンで線画を描いています。
線画の時点で、線にメリハリが出るようにアウトラインを取ったり線が交わるところを濃くしたりしています。
このあと練り消しを使って線画を薄くしました。
練り消しを使うことで、オレンジ色のアタリが目立たなくなります(完全には消えない)し、シャーペンの線も薄くなって水彩の色から浮かなくなります。
(最後に線をもう一度なぞって、線画の濃さを調整するので、薄くなっても大丈夫です☺)
下塗り
ザクザク下塗りします。ここが正直一番楽しい瞬間です。
今回は、あえて水彩境界が残るよう、水分量を多めにして塗りました。
下塗りはあってもなくてもどっちでもよいですが、今回のイラストのように背景に何も小物が無いときは、下塗りをした方が画面が賑やかになるかな~と。
逆に、背景に小物などが沢山あるときは、下塗りの色が多いとガチャガチャしてうるさくなりすぎる場合が…
そんなときは、↓の記事の用に一色程度に納めておくと統一感が出るんじゃないかと思います!
下塗りの色の選び方
下塗りの色ですが、ペイトはこんな感じのところを気にしてます。
- 彩度か明度を合わせる
- 不透明色と透明色が混ざらないようにする
- 2-3色以内に収める
例えばですが、白の入ったパステル系の色と、透明度の高いフタロブルーの組み合わせってちょっとトンチンカンな印象を受けませんか?
こういうときは、パステル系の色のみの組み合わせにするか、透明度の高い色のみの組み合わせにします。
そうすることによって、色のまとまりができる気がします…!
ここに載せてるのは一例ですが、こんな感じで色の組み合わせのパターンを考えるのが楽しいです(^^)
横3色が1セットと思ってください
パステルカラーを下塗りで使うのが、ペイトの中で流行ってます笑
あと、下塗りをするときは下の色が完全に乾いてから塗ることが多いです。
その方が、セロファンを重ねたように色の層が重なっていって、キレイに見えるからです。
薄いパーツを塗る
下塗りが終わったら、肌などの色の薄いパーツを塗っていきます~。
薄い部分ははみ出して全然OKです!むしろ、多少はみ出してたほうが水彩っぽさが出る気がします。
頭の花の部分やスカーフの赤い部分は、こうやって塗ってます。
あえて余白を残す塗り方の方が、メリハリが出る気がする。
濃いパーツを塗る&仕上げ
次に濃いパーツを塗ります。今回のイラストでいうと、髪の毛やセーラー服の襟の部分です。
濃い部分を塗ることで画面が引き締まるので、ここははみ出さないように丁寧に塗ります。
仕上げに、シャーペンで主線をなぞって輪郭をはっきりさせて、ホワイトを入れて完成です~。
ちょっと分かりにくいんですが、ホワイトは全体的にスパッタリングして散らしてます。
キラキラ絵の具を使って原画をキラキラさせると更によくなりますよ~。
まとめ
こんな感じで、簡単にそれっぽい塗り方のご紹介でした…!
この塗り方であれば、ほんと1時間も掛からないです。(線画と乾燥させる時間を除く)
透明水彩は、絵の具を紙の上で伸ばしたり、混ぜたり、重ねたりする行為がとても楽しくて「あー今めっちゃ絵描いてる!」という気持ちに浸れます。
今まで興味なかったという方も、興味はあったけどイマイチ踏み込めなかったという方も、是非こんなかんじでやってみてください~!
それでは、ペイトでした!