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山本文房堂で開催された「中里 和筆に楽しむ」行ってきたのでレポするよ

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こんにちは、しんせつなペイトです。

来る2月1日、山本文房堂さんで筆メーカーの中里さんによる和筆の講座が行われるということで、行ってまいりました!

和筆…あまり馴染みが無いので気になる…!

最初イベントの内容見た時、2時間も一体何を…?!と驚愕でしたが、かなり充実した内容でしたので、簡単にイベントのレポートをしたいと思います。

目次

中里について

中里は、京都にある老舗の筆・刷毛製造卸メーカーです。画材店でその名前を目にされた方も多いのではないでしょうか?

ちなみにXのアカウントはこちら。

情報検索していると、こちらのサイトがヒット。元々は友禅で用いられる筆や小刷毛を製造されており、そこから絵筆の製造も行われるようになったそうです。

御所の南にある「中里(なかさと)」は、筆の製造・販売を行う京都の老舗企業です。創業当初から御祖母様の御実家である京都で、友禅で用いられる筆や小刷毛を製造されていました。京都は京都市立芸術大学をはじめとした芸術大学や画家が多いことから、絵筆の需要が高く、水彩画や陶器に描くことができる筆の製造も行うようになりました。

イベントレポート

さて、早速イベントのレポートです。

イベントは午前と午後の2部制。ペイトは午前の方に参加しました。

受付を済ませ、地階のイベントスペースに訪れると、机の上には資料やら顔彩やらが用意されてました!

筆のお試しができるとの事でしたが、圧巻の量!まさかこんなにあるとは思いませんでした笑 この筆の量を見てテンション上がりました笑

一生分の和筆を見た気がする!

運筆ができるまでのボードや、

タヌキの毛・イタチのしっぽなんてのも置いてありました。

最初の1時間は座学で、商品をまとめた冊子を使ってご説明頂きました。せっかくなんで、少しだけ内容ご紹介!

平筆:塗り込みをするための筆。中里では羊毛が使われているものが多い。なお、羊毛と呼ばれる毛は中国産の山羊で、日本産の山羊とは毛質が違い、中国産は使用すればするほど毛に弾力が出るそう。

運筆:日本画を描く基礎となる筆。塗り込みから線描きまで比較的なんでも出来る。筆がすり減っていってもボカシ用などで使っていける。中里さんでは、長流・円山・如水が有名。

骨書筆(こつがきふで):図柄の線描きに適した筆。

彩色筆(さいしきふで):塗り込みを行うための筆。

隈取筆(くまどりふで):絵の具をぼかすための筆。

面相筆:細い線や細かい塗り込みを行う時に用いる筆。

毛書筆(けがきふで):髪の毛など極細の線を描くのに適した筆。面相筆よりも小ぶりで毛が長い。

その他:スリ込筆や連筆、刷毛などがこちらに該当。

座学の後は、筆を使ったデモンストレーション。

刷毛を使ったグラデーションの作り方や、各種筆の違いなどを説明されてました。

デモンストレーションの後は、筆のお試し会。

筆使い放題だったので、面相筆の比較なんてのもやってみました。

結果はこんな感じ。ペイト的には、上品面相(中)が使いやすかったです!(雨で上品面相の部分だけ濡れてしまったので、上記の比較には載ってません…)

他にも、普段使わないような筆も使ってみました!

ポストの中でも書いてるのですが、和筆ってより機能面に特化してるんですね!

細い線を引くための筆だったり、絵の具をぼかすための筆だったり。

普段は塗りも線も出来るような万能筆を選びがちなのですが、ひとつの機能に特化した筆を使うことで、よりピンポイントに自分の技術を引き出せそうだなーと思いました。

絵を描く上で筆ってとても大事なので、もっと色んな種類の筆を使ってみたいです。

まとめ

以上、イベントレポートでした。

普段自分で買わないような筆もじゃんじゃん試せたので、描き心地などとても勉強になりました…!

最初は2時間って長そう…と思ったのですが、色んな筆を試していたらあっという間に時間が過ぎ去っていきました^^;

中里の方も、参加者の色々な質問に答えて下さって終始和やかな雰囲気で進んでいました◎

わざわざ海を越えて福岡までお越しくださった中里の営業の方、イベントを開催してくださった山本文房堂さんありがとうございました(*^^*)

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