水彩色鉛筆 塗り方・イラストメイキング【スプラトゥーン イカちゃん】

こんにちは。しんせつなペイト(@sinsetunapeito)です。

今回は、透明水彩…ではなく、水彩色鉛筆のメイキングをやりたいと思います！

このままじゃお墓の中にまで持っていくことになりそうだったので、使ってみることにしました。

今回も(相変わらず)スプラトゥーンのイカちゃん！

それでも良い方は、ぜひお付き合いください！

用意したもの

上から時計回りに

• 水入れ
• 筆
• 色見本
• 下絵
• 水彩色鉛筆
• パレット代わりの水彩紙

です！

使用した色鉛筆はSTAEDTLER(ステッドラー)のKARAT AQUARELL(カラトアクェレル)(発音しにくい)。

水彩色鉛筆 色見本/カラーチャート

36色セットのカラーチャートです。

36色もあるので、ピンクのようなかわいい色もあれば、ラベンダーの様な中間色も入っています。

水彩色鉛筆の使い方・塗り方

水彩色鉛筆の技法としては、主に三種類あるそうです。

• ①色鉛筆として使う(ドライ)
  水を使わず、フツーの色鉛筆として使うパターン！

• ②水筆でなぞる(ドライ&ウェット)
  ①で描いた上から、水筆でなぞるやり方です。
  色鉛筆のタッチが残って、水彩色鉛筆ならではの雰囲気になりますね。
  紙に付いた絵の具の量が少ないためか、③に比べると薄づきになります。

• ③芯から直接絵の具を取る(ウェット)
  今回のイラストは、ほぼこの③で描きました。
  固形水彩を扱うような感覚なので、普段透明水彩を使って絵を描いている方であれば、特に違和感なく使うことができると思います。
  絵の具を多く取れるので、②よりも色の濃淡を付けやすかったです。

水彩色鉛筆 イラストメイキング

YouTubeに動画をupしてますので、よければご覧下さい～。動画と合わせて読んでいただけると、分かりやすい？かもしれません。

下描き

下描きの時点では、イカとガールの距離が離れてました。

画面が間延びした印象になるので、線画をトレースする段階で配置を変えました。

紙は確かヴィフアールの細目を使ったと思います。画用紙やスケッチブックよりも、水彩紙を使った方が発色や塗り心地が段違いなのでオススメです。

下塗り

まずは下塗りです。暖かく懐かしい雰囲気の絵にしようと思ったので、1:yellowと77:warm sepiaで薄く下塗りをしました。

線画の上から色鉛筆でなぞり、水筆でところどころ溶かしていくような塗り方にしました。

この段階で思いましたが、色を一旦置いたら若干紙の上で動かしづらいように感じました。

肌の着色

次に肌を塗りました～。4:orangeと43:peachをメインに、76:vandyke brownは影となるところに少しだけ使いました。

服の着色

服はこちらの3色を使いました。

10:light yellow
20:magenta
62:lavender

light yellowは差し色となるようにポイントポイントで入れてます。

1回で塗り終わらず、薄い色を何回も何回も重ねていきました。

そして…実は洋服の影として塗ったつもりでしたが、予想外に濃くしてしまったので、全体を服の色に合わせた色にすることにしました。

(本当は青メインの絵にするつもりでした笑)

ゲソとイカを塗っていく

ゲソも服と同じ感じで、薄く色を重ねていってます。

使用した色はこちら。

61:dark mauve
62:lavender

イカとガールが重なる部分は、10:light yellowを使って、ガールが目立つようにしてます。

背景を描く

背景には色んな色を使って紙吹雪を描きました(^^)

いちお、左から右へレインボーになるように配色したつもりなんですが、ちょっとランダムになりすぎました。

仕上げ

最後に仕上げです！

スパッタリングして、ホワイトを入れて、輪郭をシャーペンでなぞって完成！

水彩色鉛筆を使った感想

思っていたよりも芯は溶けやすかったです！

するする溶けて絵の具が取れるので、パレットを使って水分量や濃淡の調整をした方が良いです。

発色は鈍いのかなーと(勝手に)思ってましたが、透明感のある明るくふんわりした感じで、とてもよきでした！

HPを見たところ、耐光性にも優れているそうです。展示用でも安心して使うことができますね。

感想：ストレスフリーな塗り心地で楽しい！

今回初めて水彩色鉛筆を使いましたが、とても楽しかったです！

透明水彩のように色も素直にのってくれて、あまりストレスを感じずに塗ることが出来ました。

今回はほぼウェットで塗ったので、今度は色鉛筆のタッチを残した塗り方も試してみたいです！

ただ、水彩色鉛筆って結構高いです…！(36色セットの価格は5000円くらいです)

もし使われるなら12色か24色セットを買ってみて、気になった色をバラで買った方がいいかもしれません；

（確か画材店はバラで売ってたはず…）

参考にした本

今回、こちらの本を参考にさせていただきました。

水彩色鉛筆かつコミックイラストの技法書って、おそらくこれしか無いと思います💦

ウェットで塗る技法がメインなので、水彩色鉛筆に限らず透明水彩にも応用できるテクニックが満載でした。