こんにちは。しんせつなペイト(@sinsetunapeito)です。
オホホホホ、水彩ユーザーの皆様、お肌の色って何色で塗られております???
ペイトは、最初の頃は赤とオレンジと黄色を混ぜて肌色を作っておりました。
何故かと言うと、水彩の本に『メーカーが用意した肌色は人間の肌っぽくないので使わない方がよろしい』と書いてあったからです。
それからずっと混色してお肌を塗り続けていたのですが、ある時Twitterを見ていて気づきました…
みんな肌色使っとるやんけ…!
早速物は試しと肌色を使ってみたところ、自分のイラストにしっくりくる…!
そう、コミックイラストにおいて、肌色というのはとても『使える』色だったのです…!
あくまでペイトの主観です
それからすっかり肌色にハマってしまい、理想の肌色を求めてちょこちょこ集めていったのですが、
割と色数が集まったので、それぞれの違いを見るべく今回まとめてみました!
同じような名前でも、メーカーによって色味が違いますので、皆様の絵の具選びの参考になれば幸いです^^
なお、ペイトが言う『肌色』は、肌(に使えそうな薄いオレンジ)色と言うようなニュアンスで捉えていただけると幸いです…!!
ですので、褐色肌などは今回触れておりません。
そもそも、今は肌色って言う名称が使われなくなったので、ブログでも肌色と言うべきか迷ったのですが…
メーカーによってもジョンブリアンとかフレッシュチントとか、表記が複数あるため、まとめて肌色ということをお許しください…
肌色比較
肌色についてですが、一応ルールを決めてみました。
- はだいろ、肌色
- Flesh tint
- ジョンブリアン
- ネイプルスイエローレディッシュ
のいずれかの名前がついていること。
あとは好みで肌色として使っている色も入れてます。。笑
また、集めた色は下記の4つのカテゴリに分けました。
- イエロー系
- ピンク系
- ベーシックな肌色
- オレンジ系
その結果、こんな感じになりました。
ペイトの目視でカテゴリー分けしたので、ちょっと違うところがありましたらスミマセン。
どうですか~??こうやって見ると結構違いますよね!
1つずつアップ画像も用意しておりますので、カテゴリごとにご紹介していきます。
なお、前回のシュミンケの記事で描いたイカちゃんですが、今回の記事用に色んな肌色で塗ってます(^^)
キャラクターで塗ったらどんな感じになるのか、参考にされてください~。
イエローベース
The!黄色人種の肌の色…!
なんとなくですが、欧米やヨーロッパのメーカーはピンク系、アジア圏は黄色やオレンジ寄りの肌色が多い気がします。
Twitterを見てみると、ホルベインのジョーンブリヤンなどは下塗りに使っている人も多かったです!
イエローベースの肌色を下塗りで使うと、あたたかい印象の絵にしてくれそうですね。
ホルベイン ジョーンブリヤンNO.1
天下のホルベインさん!
手に取りやすさも相まって、とても人気のある色ですよね~✨
後で登場しますが、NO.2よりもだいぶ薄いので、陶器のような肌を塗りたい時はこちらかなと。
ターナー ジョンブリアン(イエローシェード)
こちらはホルベインのものよりやや黄色っぽい感じの色。
吉祥 肌色
これはちょっと黄色が強い色…!でも日本人の肌ってたしかにこんな感じの色ですよね。
ちょっと癖があるので、肌よりはもっと別のところに使いたいかな、と思いました。
White Nights peach
こちらは以前、パステルカラーの記事でも触れた色です。
桃の中身の色🤭肌に使うと健康的に見えそうです。
ピンクベース
ピンクベースの肌色は、人形のような可愛い女の子の肌を塗るのに最高です…!!ペイトの激推しはこのピンクベースの肌色…!好きすぎる…!
ただしイラストによって合う・合わないがあります!
クサカベ ジョンブリアン
ホルベインのジョーンブリヤンを使ってみて、ピンと来なかった方はクサカベのジョンブリアンを使ってみることを強くオススメします…!
ホルベインのジョーンブリヤンが、黄色~オレンジの色相に近いのに対し、クサカベはピンク寄りのため、塗った時の印象が全く異なるためです。
ペイトが1番肌色の中でヘビロテしてる色で、大体の絵はこの色で塗ってます笑
Roman Szmal Flesh tint
えーと、Roman SzmalのFlesh tintは確か顔料が変わったはず…
これは変わる前の旧Flesh tintです。何かの参考になるかなと思って塗ってみました。
Roman Szmal Flesh tint(Caucasian)
こちらが新しい方のFlesh tint。Roman SzmalのFlesh tintは塗った時結構ゾクッとします。
そもそも、Fleshって『人肉』って意味らしいですが(人肉!)、ほんとに人の肌みたいな質感があるような気がします。お気に入り。
Old Holland Flesh tint
Old HollandのFlesh tint可愛すぎ!
クサカベのジョンブリアンとかと比べるとだいぶピンクみが強いです。
日本では取扱が無いので、海外の通販を利用しないとゲット出来ないところと、結構いいお値段するのが難点ですが、とにかく可愛い色です!
まっち はだいろ
まっちの肌色です。赤みが強く、オーバーレイをかけた様に輝くような肌になりました。
まっちと、後で出てくる春蔵の絵の具はとにかく濃ゆいので、水分量が少ないと学童用の絵の具のようにぺったりしちゃいます。
なるべく多くの水で溶いて上げるといい感じの肌色になります。
ベーシック
いわゆるニュートラルな『肌色』をこのカテゴリに分類しました。
男性キャラにも女性キャラにも使えるので、肌色を持ってらっしゃらない方はひとまずこのベーシックな肌色を選んでみてはいかがでしょうか。
ただ、逆に言うと『普通』過ぎる…かも?!
ベーシックな肌色を使ってみてイマイチしっくり来なかったら、他の肌色を試してみるといいかもしれません🤔
ホルベイン ジョーンブリヤンNO.2
すごくニュートラルな肌色だ…!と最初見た時思いました。
NO.1は少し黄色がかっているので、汎用性が高いのはこちらかなぁと思います。
ターナー ジョンブリアン(レッドシェード)
こちらもかなりニュートラルな肌色。
シュミンケ ネイプルスイエローレディッシュ
ペイトが最近ハマっている肌色です!
人間の肌っぽい生々しい色なので、肌色多めのキャラに使うと色っぽくなる気がします。
あとは、塗り心地が最高に良き良き…!
肌を塗る時ぼかしを多用するのですが、粒子が細かくて揃っている?為かすごく綺麗にぼかせて感動します!
シュミンケ凄い!とビックリした絵の具のひとつです🤭
Van gogh
手元にあったので塗ってみたのですが、おすそ分け的なものなので名前が分かりません\(^o^)/
Van goghなのは確かです…!
オレンジベース
オレンジ色寄りの肌色を集めました。
元気なキャラや男の子に合う色です!
ミジェ ロジョンブリアンNO.1
ベーシックな肌色の方に分類するか迷いましたが、やや黄色~オレンジ色っぽく見えたのでこっちに入れました。
ミジェロ ジョンブリアンNO.2
ミジェロの肌色はNO.1、2共にオレンジ系のイキイキとした色ですね~。
ミジェロの絵の具は発色が良いので、その辺メーカーの個性が出ているのでしょうか(^^)
クサカベ コーラルレッド
コーラルレッドも肌によく使うのでチョイスしてみました✨
小さい絵なら、この色ひとつあれば濃淡で肌を表現できます。
この絵はコーラルレッドのみで肌を塗ってます。
Roman Szmal Naples Yellow Reddish
Roman SzmalのNaples Yellow Reddish。顔料が4つも入って複雑ですね。
春蔵 ジョンブリアンNO.1
春蔵さんの絵の具は(以前も言いましたが)色に力強さを感じます…!
春蔵 ジョンブリアンNO.2
今回挙げている色の中で1番オレンジが強く出ている色です。
でもキャラクターに使うととても自然な肌の色になりました(^^)
まとめ:1つあると便利な肌色!
いかがだったでしょうか~??
同じ名前でも結構メーカー毎に違いがありますよね。
自分の絵柄にしっくりくる肌色に出会ってから、肌を塗るのが楽しくて仕方ないです!
今回の色見本では、分かりやすいよう一色しか使っていませんが、いつもは頬など赤みの差す部分にピンクやオレンジを重ねています。
その組み合わせによっても肌の雰囲気が変わって見えるので、透明水彩は奥が深い…!
まだまだ研究の余地ありですね…!
それでは!ペイトでした~✨