こんにちは。しんせつなペイト(@sinsetunapeito)です。
先日行われたAmazonのブラックフライデーセール、皆様何を購入されましたか?^^
画材関係もいくつかの商品がセールの対象で、ターナーのアクリルガッシュやホルベインのセット商品などがお値引き価格となっていました。
1,655円?!安い!
— しんせつなペイト🎨ブログ移行作業中 (@sinsetunapeito) November 26, 2022
特選タイムセール: ターナー色彩 アクリルガッシュ 24色スクールセット AG24C 11ml https://t.co/dEwQeq4feM
中でもペイトは、前々から気になっていたLEATHER VILLAGEの水彩紙を買ってみました…!
ついうっかり買ってしまった…!
— しんせつなペイト🎨ブログ移行作業中 (@sinsetunapeito) November 29, 2022
特選タイムセール: LEATHER VILLAGE 水彩紙-6X4インチ-ミクストメディア水彩紙-200GSM厚手のデッケルエッジバージンコットン手作り紙-ヴィンテージトーン S サイズ アンティーク/ヴィンテージ https://t.co/XWWEuWhJKp

ちなみに、Sサイズがいつも1,999円のところ、セール価格で1,399円でした!
いくつかドローイングを描いてみましたので、使ってみた感想と商品のご紹介をしたいと思います。
しょ~~~~~じきクセはかなり強いのですが、謎の面白さがある水彩紙でした…w 気になる方はお付き合いください^^
LEATHER VILLAGEとは
インドのジャイプール(ピンクシティ)を拠点に、ジャイプールの農村部にあるラムシンプラという村でスタジオを運営しています。
Amazonの商品説明より抜粋
LEATHER VILLAGEはインドのメーカーで、水彩紙だけではなくこういった↓表紙が革でできたノートも作っているそうです。

刺さる人にめっちゃ刺さるやつ
水彩紙、こんな感じでした!
さてもさても!到着した水彩紙、こんな感じでした…!!想像していた通り、古の古地図の様な質感…!

アンティーク/ヴィンテージを購入したのですが、まさに名前の通りビンテージ感がありますね。色合いも紙によってまちまち。茶色が濃いものもあれば、白に近いものも。

大きいサイズをカットするのではなく、一つ一つを手漉きで作っているようで、サイズも色合いも全て一様ではありません。

枚数はたぶん50枚(数えた)で、ペイトが購入したSサイズははがきくらいの大きさ。
サイズについては、Amazonを確認したところ下記の4つがあるそうです。
・Sサイズ 6×4インチ(15×10cm)
・Mサイズ 8×6インチ(20×15cm)
・Lサイズ 7.5×11インチ(19×28cm)
・XLサイズ 9.5×12インチ(24×30cm)
わかりやすく言うと、MサイズはA5くらい、LサイズがB5より少し大きいくらい、XLが変形サイズのA4…といったところですかね。
紙の厚さは150gらしいのですが、もっと薄く感じられます。まっすぐ持つと、へにゃっとたわみます。
色のラインナップは、アンティーク/ヴィンテージと、
オフホワイト、
グレーの3つがありました。
描いた絵と使ってみた感想
LEATHER VILLAGEの水彩紙を使っていくつかドローイングを描いてみました!


使ってみて思ったことがいくつかあるので、まとめておきます。
消しゴムは厳禁。マスキングはもってのほか
何となく予想はしていましたが、消しゴムにめちゃくちゃ弱いです…!消しゴムを掛けると表面がモロモロになります…!

戦闘力、まじで5!
また、アンティーク/ヴィンテージに関してはもともとの紙の色のせいかシャーペンの線画が見えにくいです。
ペイトは普段、オレンジのシャーペンで下絵→黒のシャーペンで本番という工程を辿っているのですが、色々諦め、オレンジのシャーペンでザクザク下書きしました。
線画は鉛筆みたいな芯が柔らかめのものが良いかも
線画の話をちょろっとしたので、軽く描き比べをしてみました。

一番上はコピックマルチライナー。途中かすれるものの、意外とイケました…!でも多分つけペンはだめっぽそう。引っかかる予感しかしない。

左下は0.2mmのシャーペン。書けることには書けるのですが、薄付きですし、途中芯が引っかかってしまう箇所も。

右下が鉛筆。この中では一番紙との相性が良かったです。ちゃんと濃さも出ますし、紙に引っかかることもありませんでした。


線画には、鉛筆の様な芯の柔らかいものが良さそうです
サイジングは強め
消しゴムで表面がモロモロになるので水にも弱いのかな?と思ったのですが、意外と強いです。
サイジングがすごく効いているのかたっぷりの水を乗せても問題なく使えました。
というかむしろ、サイジングが強すぎて、普段の水分量で塗ろうとすると水や絵の具を弾きます…笑

サイジングなのか、紙の質なのか…わからない…
ちなみに、今回一色塗りのドローイングを描きましたが、ほとんどを名村大成堂の日本画用の筆、「雅心東紅」を使いました。
特選 東紅の弟分です。特選~よりも少しだけ硬さと鋭さがあり、水含みも良いため、こういう一発描きの作品にはもってこいでした。

LEATHER VILLAGEの使ってて楽しいところ
先程の感想、ネガティブなことばかり言ってしまったのですが、結論としては『使ってて謎の楽しさがある』です。

まずは、この風合い。こんなの見たことないって時点で、もうダントツ優勝ですよね…!

唯一無二感…!!!しかない!
また、塗ってる感触も木綿の布に描いているような木綿豆腐の表面に描いているような、ちょっと不思議な感じで、ザクザクと色を置いていくのが本当に楽しいです!
普段はこういう筆に任せたようなドローイングは描かないのですが、今回は楽しくてつい4枚も描いてしまいました。

あと、ポール・ルーベンスとクサカベの分離色を使ったのですが、紙の質感と分離色との相性が良いですね!


紙が茶色なので暗めの分離色を使いましたが、オフホワイトやグレーだと明るい色の分離色も合いそうです◎
インドの水彩紙ホワイトも買ってみました!
最近白いインドの水彩紙もゲットしたので、描き比べてみました!

左側がホワイト、右がビンテージです。ビンテージの方はザラッとした質感ですが、白の方は滑らかでした。

真っ白な紙なので、明るい分離色が映えますね!(使用したのは多分ホルベインのヒスイカズラ)

スキャンするとこんな感じです。

絵の具本来の色を味わうならホワイトがいいかな?でもビンテージの独特感も捨てがたい!
まとめ:塗りにくいは塗りにくいけど、謎の楽しさがある不思議な紙

そんなわけで、LEATHER VILLAGEの水彩紙のご紹介でした!
正直クセは強いので万人におすすめはできません…!ただ、使っていて楽しいです…!
枚数も多く気負わずに使えるので、いつもと違う雰囲気の絵を描きたい方はいかがでしょうか?