こんにちは。しんせつなペイト(@sinsetunapeito)です。
前回、初めて透明水彩絵の具を選ぶ方向けの記事を書きました。今回はその後の話です。
セット商品を使っていると、段々とこういう気持ちになってきます。
色が、足りない…!!
そう…色が、足りないんです…!
混色である程度色を作れるとはいえ、セットの中の組み合わせで鮮やかな色を作ることは難しいです。
特に、コミックイラストを描かれる方にとって、蛍光色のような派手な色やパステルカラーのように可愛い色が、色選びの選択肢にあることは重要です。
というわけで今回は、追加で色を選ぶ際にどういった色がオススメかということについてお話していきます!
追加の色はどう選ぶ??
セット商品を買ったあと、追加でどんな色を買えばいいか。
正直、とても迷うと思います。なぜなら選択肢が多すぎるから。
ホルベインの定番色は108色、クサカベは90色、ターナーは海外色も含めると148色あります。色数だけでも相当なものですよね…!
基本的には、前回もお伝えした通り、自分の使ってみたい色を使う!という選び方で問題ありません^^
とはいえ、ある程度色選びの参考となるようにいくつか例を挙げながらご紹介していきたいと思います。
混色や既存の色で表現するのが難しい色
まずひとつ目は、混色で表現するのが難しい色です。
風景画や人物画の場合、ピンク色を表現したいときは一般的に赤い絵の具を薄く伸ばして表現します。
ただ、コミックイラストの場合、そのやり方だと発色面等で物足りないと感じることが多いです。
また、透明水彩は色を混ぜることで様々な色を生み出すことができますが、混ぜる色が多くなると濁っていきます。
そのため、混色では表現が難しい色も追加色の選択肢に入ってきます。
以上のことから、ホルベインだと↓の色などがおすすめです。
イラスト向けの明るい色味が欲しい方にオススメの色を選出してみました。
- オペラ
- ラベンダー
- ライラック
- ブリリアントピンク
- シェルピンク
- コンポーズグリーン
これ以外にも、ジョーン ブリヤン No.1,No.2も肌の色におすすめです。
渋めの落ち着いた色が好きな方は↑なんていかがでしょう。
- セピア
- オリーブグリーン
- シャドーグリーン
- インジゴ
- マーズバイオレット
- ペインズグレイ
また、蛍光色も個人的に大好きです。ただし、耐光性が低いので展示用の作品には不向きかもしれません…
キラキラ絵の具!
アナログならではの良さと言っても過言ではない、キラキラ絵の具!
ワンポイントで使うだけでも、イラストが華やかになるのでぜひ手にとって頂きたいです…!
うちのブログでも沢山キラキラ絵の具に関する記事を書いていますので、検索していただけると嬉しいですm
分離色
ここ数年で圧倒的な知名度と人気を誇るようになった分離色…!
塗ると色が分かれるので、使っているととても楽しいです!(ただし、コントロールも難しいですが笑)
最近だと、クサカベのハルモニアが入手しやすく、色も使いやすい色が多いのでオススメです^^
よく使う色と同系色の色
自分が好きな色は、作品の中でよく使うことになりますので、同系色の色を揃えていくのもいいですね^^
水彩沼の住民を見ると、同じ名前の絵の具でメーカー違いの色を集めている人を良く見かけます…笑
ちなみにペイトは青が好きなので、気がつくと青い絵の具を買っています。
そのメーカーにしか無い色
そのメーカーにしか無い色も、他に選択肢が無いということで一度は手に取ってみたいものです。
たとえばターナーのマヤシリーズ。(ダニエル・スミスにもマヤと名前がつく絵の具がありますが、手に入りやすさでいうとターナーかなと)
こちらは、独特のモケモケした感じがとてもおもしろい絵の具です。
あとは、W&Nからは、ローズマダージェニュインというバラの香りがする絵の具(!)というのもあります。
SNSで探してみる
困った時はTwitter!SNSで絵の具のことを調べてみるのもかなりいいですよ!
今は色んな方が絵の具に関する情報を呟いてくださってますので、ペイトも絵の具を買う時参考にさせてもらっています。
Twitterで検索する際のハッシュタグについては、下記の記事にまとめていますのでぜひご覧ください^^
また、画材ブロガーさんもブログもとても参考になります。画材に関しての知見が深い方ばかりなので、推していらっしゃる色は全部欲しくなります笑
ドットシートを買ってみる
実際にどんな色なのか試してみたい!という人には、ドットシートがオススメです!
ドットシートはその名の通り、水彩紙の上にドット状に絵の具が塗布されたものになります。
以前はイベントだけの限定販売などが多かったのですが、昨今の水彩ブーム(来ていると思いたい)のおかげか昔よりも見かけるようになりました。
ドットシートについては別記事でまとめていますので、詳細を知りたい方は下記からどうぞ。
まとめ
以上が、セット商品以外の絵の具を選ぶ時の例でした。最近では、各メーカー新商品も積極的に出すようになり、ますます選択肢が増えてきたという印象です。
絵の具は、色がどうとかよりも、段々と集めることが楽しくなってくる画材ですので、皆さんも楽しみながら選ばれてくださいね!
それでは、ペイトでした!